ヴィリニュスの聖カジミエル教会

1リトアニアの主都ヴィリニュスの
聖カジミエル教会。

この聖カジミエル教会は、
1604年にイエズス会により
建てられました。

聖カジミエルは、
リトアニアの守護聖人のため

ヴィリニュス旧市街の大聖堂には
有名な聖カジミエルの礼拝所があります。

イエズス会ですが、
歴史の教科書ではおなじみの

フランシスコ・ザビエルが
結成に関与した修道会。

ザビエルの方が覚えやすいため、
未だに記憶に残っている方も
多いと思いますが、

歴史でおなじみのザビエルは
6人の同志のうちの一人でしかなく、

イエズス会の創設者は
イグナティウス・デ・ロヨラ
という人物になります。

彼は、独自の修道方法を、
イエズス会の教本とされる

「心霊修行」

という本にまとめています。

イエズス会の宣教活動は

・プロテスタントをカトリック教会へ復帰させる
・青少年に対する組織的な宗教教育
・東洋伝道

があげられますが、

実際にイエズス会は、
プロテスタントへの
改心が進んでいた

南ドイツ
ポーランド
ハンガリー

をカトリックに復帰させました。

また、日本にも東洋伝道に従い
布教活動が行われました。

イエズス会により建てられた
聖カジミエル教会ですが、

支配者が変わるたびに、
憂き目に遭ってきました。

【帝政ロシア時代】
頭の王冠がタマネギに付け替えられて正教教会となる。

【第一世界大戦のドイツ占領下】
プロテスタント教会になる。

【ソ連時代】
無神論博物館になる。

リトアニアは信仰心の強い国のため、
共産党支配下で教会が受けた被害は
大きかったようです。

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