1983年に世界遺産登録されています。
1385年8月14日、王位を狙って攻めてきた
スペインのカスティーリャ軍を、
ジョアン1世のポストガル軍が打ち破り
スペインに対しポルトガルの独立を守りました。
この修道院は、ジョアン1世が聖母マリアに
感謝を捧げるために建てられたものになります。
修道院独特の雰囲気で
ひんやりとした空気です。
無名戦士の墓がある部屋は
ポルトガル軍が守っていました。
この部屋は柱が1本もなく、建設当初は
天井が落ちるのではないかと言われたそうです。
しかし、建築家の主張通り天井は
落ちることはありませんでした。
自分の設計が間違いなかったことを
主張するように、部屋の一角には、
その建築家の顔を現した彫像があります。
バターリャ修道院には未完の礼拝堂と言って
天井がない部屋があります。
中から空を眺めることができるので
これはこれで面白いと思います。
建設が途中のままなのは
この設計では天井が支えられないからだとか、
他の部分に集中するために後回しにしたとか
いろいろな説があるようです。
これまで、いろいろな修道院や
教会などを見学してきましたが
天井がない礼拝堂を見たのは
ここが初めてだったので印象に残りました。
100年ほど工事が続けられたために
その時代を表す
ゴシック
マヌエル
ルネッサンス様式
が混じりあっているのも特徴です。
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