1889年のパリ万博に出展されたダイムラーの四輪自動車 Stahlradwagen

ダイムラーが1889年に
製造した4輪仕様の車。

一番最初のモデルは
1886年に造られましたが、

初代モデルと異なる点が
ワイヤーホイールを
採用している所です。

解説プレートには
ワイヤーホイールと
記載がありますが、

自転車やバイクの一部の
車種でも採用される

スポークホイールという
呼び方の方が、
日本ではなじみ深い。

この方式のホイールの
特徴としては、

ホイール自体が路面からの
衝撃を吸収し、

サスペンションのような
効果をもたらす点です。

この頃の自動車には
サスペンションなんて
パーツは付いていませんので、

スポークホイールを
採用する事のメリットは

大きかったのではと
思われます。

ちなみに、ベンツに関しては
1886年の初代モデルの時点で、

スポークホイールを
採用した3輪仕様の

車を作っていたので
さすがといった感じです。

ダイムラーの車体も
スポークの利点に気づき

この点を模倣したのかも
しれませんね。

この自動車は1889年に
開催されたパリ万博に
出展されましたが、

人々の注目を集め
我々も続けと言わんばかりに

フランスの自動車産業の
発展を促す結果となりました。

▼スペック
V型2気筒 565cc
1.5馬力 700回転
最高速度 18km/h

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