ミュンヘンのBMW博物館に
展示されていたR32。
Rシリーズのバイクは
現代まで続くロングセラー
となりますが
写真のR32は、BMWが製造した
記念すべき初のオートバイと
なります。
1923年から1926年にかけて
発売されたモデルで
水平対向OHV 2気筒
494cc
8.5馬力 / 3300rpm
というスペックの、
水平型のエンジンを搭載。
BMWといえば、現代でも水平型の
エンジンが印象的ですが
水平型は既にこの時代から
搭載されていました。
また、エンジンの駆動力を
後輪へと伝えるのも
チェーンではなく
ドライブシャフトと
なっておりますが、
この点も現代のモデルに
通ずるものがあります。
最高速度は100km前後を
マークしたようですが、
前期型はリヤのみに
ブレーキが付けられて
フロントにはブレーキが
付いていなかったので
現代のバイクに乗り慣れている
人からしたら
リヤブレーキしかない状態で
100km近くスピードを出すのは
少し怖いものがあります。
古いバイクでありながら
デザインに関しては
今見ても味があって
渋いと思いますが、
運動性能に関しては
やはり時代なりのスペックです。
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