京都の東福寺

東福寺の中門。

ここを抜けるともう一つの門である

日下門が見えてきます。

京都五山の東福寺は
創建750年の歴史を持つお寺。

鎌倉時代の摂政関白道家が、
南都東大寺と興福寺から

「東」と「福」

の二文字をとって、

九條家の菩薩寺として
建てました。

現存最古にして最大と言われる
国宝指定の三門。

中には入りません(入れない?)
でしたが、楼上内部には諸仏が並び、

天井や柱には明兆と弟子による
極彩画が描かれているそうです。

八相の庭で有名な方丈の
拝観受付になっている庫裡。

ここは有料となっています。

お寺なので、当たり前ですが
面倒だけど靴を脱ぎます。

京都観光は靴を脱いだり履いたりの
繰り返しなので、

なるべくブーツは
避けたほうが無難!!

これが

昭和の名作「方丈庭園」
の南庭。

重森三玲の代表作で、
昭和14年に作られたもの。

方丈の東西南北に四庭がありますが、
この南庭が一番大きいです。

この南庭は、

「八相の庭」

とも呼ばれています。

その名前の由来ですが、
四庭に配されている

蓬莱(ほうらい)

方丈

瀛洲(えいじゅう)

壷梁(こりょう)

八海

五山

井田市松(せいでんいちまつ)

北斗七星

以上の八つの庭を

「八相成道」
(釈迦の生涯の八つの重要な出来事)

に因んで命名されました。

庭はウマスギゴケの緑と
市松模様の敷石との対比が
色鮮やかです。

この敷石は、もともと恩賜門に
使われていたようです。

この庭ですが、彫刻家のイサム・ノグチは
「モンドリアン風の新らしい角度の庭」
と評しています。

東庭は、雲文様地割に円柱の石で、
北斗七星が構成され

「北斗の庭」
と呼ばれています。

ここに使われている北斗七星に
見立てた石ですが

もともとは東司(重要文化財、旧便所)の
柱石を利用したものだというから驚きです。

トイレのパーツをお寺の庭に
使っちゃっていいのか?

東福寺の開山堂。

1280年入定の聖一国師を祀っています。

普門院。

普門院前の庭園は、
江戸中期の名園と言われています。

12月に来たので、紅葉は期待していませんでしたが
若干、残っている部分がありました。

愛染明王を祀る
八角形の優美な円堂は

「愛染堂」

との名前が付いています。

南北朝時代の建築で
昭和12年に万寿寺より
移されました。

京都を代表する紅葉名所として有名な

「通天橋」

この橋は、方丈と開山堂を結んでいます。

ここから眺める渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)の
紅葉と新緑は絶景!!とされていますが、

12月なので、見ての通りの丸坊主・・・・・・

とっくに散っちゃってます。

紅葉の時期にもう一度来たい!!

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