デルフィ遺跡

ギリシャ神話の世界でも
お馴染みのデルフィですが
今も多くの遺跡が残っています。

当時の人々と同じ参拝ルートで
回ることができます。

古代世界でのデルフィは、
ギリシャだけの聖域ではなく、

全世界の中心「世界のへそ」
と考えられていました。

そのため、デルフィ遺跡には、
へそを示す石が置かれています。

ここにあるのはレプリカで
本物は博物館に展示されていました。

こちらの建物は、フランスの
考古学会が再建した

縦10m
横6m

のアテネ人の宝庫。

宝庫の入り口には、
ドリア式の柱が2本あり、
南壁には献辞が刻まれています。

その献辞によると、この宝庫は、
アテネがマラトンの戦いで

ペルシア軍に勝利した
感謝のしるしとして、

アポロン神に捧げたと
されています。

こちらは神託が行われていた
アポロン神殿。

遺跡は柱と土台しか
残っていませんが、

現在残っているのは
紀元前370年頃の当時のものです。

紀元前6世紀には、
すでにこの場所に
神殿があったようで、

アポロン信仰と神託は
全世界に広まっていました。

演劇祭などが行われていた
古代劇場。

紀元前4世紀のものですが、
保存状態が良いため

現在でも夏には公演が
行われているそうです。

大理石の階段は全部で35段。

上から見ると、デルフィの聖域や
周辺の山々が一望できて神秘的です。

こちらは古代スタジアム跡。

トラックの長さは178ｍで
幅が26ｍあります。

今から約2000年も前の人々が
ここで走っていたことを考えると、
歴史を感じます。

スタートラインには
石板が埋め込まれています。

古代スタジアムの案内板。