主都チュニスのバルドー博物館

1チュニジアの観光スポットで有名な
首都のチュニスにあるバルドー博物館。

2この博物館には、
チュニジアの遺跡から

発見されたモザイクが
たくさん展示されています。

3モザイクとは、

大理石
その他の石
ガラス陶器の小片

などを組み交わせて
模様を描いたものです。

当然、粒が小さければ小さいほど、
細かい表現ができますが
手間やコストももかかります。

そのため、粒の大小で、
財力のあるなしを
程度判断することができます。

4バルドー博物館に
展示されているモザイクは、

ローマ時代の大浴場や
私邸の床を装飾していたもの。

5モザイクは耐久性に
優れているため、

遺跡に残されたままの
何千年前のモザイクも、
未だに模様が残っています。

なので、せっかくのモザイクを
取り外して博物館に展示するのも
どうかと思ってしまうこともありますが、

室外よりも室内の方が
より状態を保てるのは確かです。

6音楽家のモザイク。

7手には三叉の鉾。

ということで、これはギリシャ神話に
登場するポセイドン。

8偶像崇拝禁止のイスラム教では
考えられない人物画のモザイク。

ということで、これはキリスト教。

9当時の生活習慣を知ることのできる
貴重なモザイク。

10今も昔も女性のおめかしは変わりません。

11ギリシャ神話のセイレーンを
表現したモザイク。

セイレーンは半身女性で、
半身が鳥(のちに魚)の三姉妹。

美しい歌声で船乗りを魅了し、
歌声を聴いた船乗りは、

岩に船を衝突させて
しまうことで有名です。

そのため、家来たちに
歌声を聞かせないため、

ロウで耳栓をさせたたため、
船乗りは歌に気が付かずに
そっぽを向いています。

しかし、中心のオデュッセイアは
歌声を聴きたいために、

身動きがとれないよう
柱に体を縛り付けて、
歌を聴こうと試みています。

12この博物館は、オスマン帝国時代に
チュニジアを統治していた

地方長官の宮殿だったこともあり、
各部の装飾も見ごたえあります。

13

14豪華なモザイクが施された洗礼台。

15鋲が打たれた立派な扉。

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