ニュルンベルクの聖ローレンツ教会

DSC01249この教会は13~15世紀にかけて
建てられたゴシック様式の

「聖ローレンツ教会」

左右対称の高い尖塔が印象的です。

DSC01184この教会は正面の尖塔部分以外は
ほとんどが第二次世界大戦で破壊
されました。

教会内には、当時の写真や
瓦礫の山が展示されています。

DSC01187教会の全体図模型。

正面の尖塔部分は、戦火をくぐり抜けたので
当時のオリジナルですが、

他の部分は、寄付金などで、ほとんどが
戦後に修復されたものになります。

DSC01186教会内部。

戦後に修復された新しいものとは
思えないくらいに重みを感じます。

DSC01188最後の晩餐をテーマにした祭壇。

最後の晩餐は、有名な宗教場面なので
数多くの芸術家が

絵画
彫刻

などで表現しています。

簡単に言えば、イエスが

「この中の誰かが私を裏切るだろう・・・」

と発言して、弟子たちが

「何ですと!!」

と、驚いているシーン。

銀貨30枚の報酬でイエスを
裏切ったと言われるユダ。

ほとんどの最後の晩餐を
テーマにした作中では

銀貨が入った袋を
手にしてることが多く

割と簡単に誰がユダなのか
確認ができますが

この祭壇の彫刻は銀貨を手にしている
様子が表現されていないっぽいですね。

ただ、そっぽを向いて中央のイエスから
顔をそむけている一番右の手前の人物が
ユダっぽい感じがします。

2009_12Louvre0927_2聖ローレンツ教会とは関係ないですが
最後の晩餐をテーマにした絵画に描かれたユダ。

銀貨の入った袋を手にしているので
分かりやすいです。

DSC01190教会の一番奥にあるこの塔は

「聖体安置塔」

と呼ばれるもの。

教会の中に収まっているため
あまり高さがあるように感じませんが
実際には19mもの高さがあります。

DSC01189この立派な塔を作った
本人のアダム・クラフトは

聖体安置塔を支える形で
塔の一番下に表現されています。

DSC01186数多くの芸術作品が展示されている
聖ローレンツ教会ですが、

一番の注目は・・・

何といっても・・・

DSC01191天蓋から吊り下がっている

「受胎告知のレリーフ」

彫刻家のファイト・シュトスの
傑作と言われる作品です。

受胎告知も有名な宗教テーマなので

絵画
彫刻

などで表現されることの多い内容。

マリアのもとに大天使ガブリエルがやってきて
イエスを身ごもることを告げるといったものです。

なので、このレリーフは

天使ガブリエル
マリア

の2人が表現されています。

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