聖母被昇天教会
絵のように美しいブレッド湖ですが
オーストリア、イタリアの国境に近い
ブレッド一帯は国立公園に指定されています。
アルプスの瞳と称されるブレッド湖の景観は
17世紀からリゾート地として知られていたようです。
17世紀に現在の白い塔をもつ
バロック様式の教会へと改築されました。
聖母被昇天像
が鎮座しています。
両脇は11世紀のブレッド領主辺リック2世と
その妻であるクニグンダの肖像が飾られています。
昔の人は、字が読めない人が多かったので
宗教教育の場面では、絵画やステンドグラス
が用いられました。
鳴らすと願いがかなうと言われる
鐘楼は1534年に建てられました。
教会の天井から鐘を鳴らす
ロープが垂れ下がっており
誰でも鳴らすことができます。
この鐘の由来ですが
ある若い女性が、城から小さな鐘を湖中に投じ
亡くなった夫の蘇生を願いました。
しかし、願いはかなわず、その後尼僧として
修道院で一生を終えます。
ときのローマ教皇は、人々の奇跡の願いを
永遠に響かせるため、教会に鐘を寄贈した
そうです。
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